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●江戸明治和本●民間格致問答(大庭雪斎) 【判型】半紙6巻6冊。縦225粍。 【作者】大庭雪斎訳。古川松根序。 【年代等】文久元年6月凡例(題言)。文久2年3月官許。元治2年1月刊。[大阪]鳥屋文兵衛(思無邪斎)蔵板。[大阪]河内屋喜兵衛ほか売出。 【備考】分類「理学」。袋綴じ展開収録。『民間格致問答』は、諸事諸物の道理を説いたオランダ人ボイス著の蘭書『フォルクス・ナチュールキュンテ』(1811, 2nd 1831)の邦訳書で、幕末の自然科学入門書。大庭雪斎が、藩主鍋島直正の命を受けて翻訳したもので、1831年版の原書をもとに、漢字(総ルビ付)平仮名まじり文による会話体のままの全訳であった(八耳俊文「キリスト教と科学の大衆化─蘭学の背景─」)。大庭は「Natuurkunde」の事象を表す訳語として「格致(格物致知)」という言葉を用いた(中村邦光「日本における「物理」という術語の形成過程」)。口語文体を初めて用いた自然科学入門書で、対話形式の原本を忠実に邦訳したもの。すなわち、旦那と庭師との対話形式で物性・物理法則・気象・天体などの理屈が展開されている(真貝寿明「幕末から明治初期にかけての西洋物理学の受容:書誌対応を軸とする俯瞰」)。内容は、分子、引力、地動説、光など自然科学全般の解説を、先生と植木職人の問答形式で、話し言葉で書いている。また、すべての漢字に読み仮名をふって平明さを徹底している。地動説の説明では、太陽の近くに水星(メルクリュス)があり、この星は太陽の周りの軌道を88日で一周し、次の金星(フェニュス)は225日で一周する。地球は24時間に1回地軸を中心に自転しつつ、月と一緒に365日と約6時間で太陽の周りを一周する。次には火星(マルス)、木星(ユピテル)、土星(サチュリニュス)、『ユラニュス』(天王星)があると説明している。1830年当時の西洋天文学の到達度がわかる(佐賀大学附属図書館報『ひかり野』31号、2007)・表紙解説(青木歳幸))。 ★原装・題簽付・状態並み(シミ・小虫補修・表紙痛み)。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。
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【作者】大庭雪斎訳。古川松根序。
【年代等】文久元年6月凡例(題言)。文久2年3月官許。元治2年1月刊。[大阪]鳥屋文兵衛(思無邪斎)蔵板。[大阪]河内屋喜兵衛ほか売出。
【備考】分類「理学」。袋綴じ展開収録。『民間格致問答』は、諸事諸物の道理を説いたオランダ人ボイス著の蘭書『フォルクス・ナチュールキュンテ』(1811, 2nd 1831)の邦訳書で、幕末の自然科学入門書。大庭雪斎が、藩主鍋島直正の命を受けて翻訳したもので、1831年版の原書をもとに、漢字(総ルビ付)平仮名まじり文による会話体のままの全訳であった(八耳俊文「キリスト教と科学の大衆化─蘭学の背景─」)。大庭は「Natuurkunde」の事象を表す訳語として「格致(格物致知)」という言葉を用いた(中村邦光「日本における「物理」という術語の形成過程」)。口語文体を初めて用いた自然科学入門書で、対話形式の原本を忠実に邦訳したもの。すなわち、旦那と庭師との対話形式で物性・物理法則・気象・天体などの理屈が展開されている(真貝寿明「幕末から明治初期にかけての西洋物理学の受容:書誌対応を軸とする俯瞰」)。内容は、分子、引力、地動説、光など自然科学全般の解説を、先生と植木職人の問答形式で、話し言葉で書いている。また、すべての漢字に読み仮名をふって平明さを徹底している。地動説の説明では、太陽の近くに水星(メルクリュス)があり、この星は太陽の周りの軌道を88日で一周し、次の金星(フェニュス)は225日で一周する。地球は24時間に1回地軸を中心に自転しつつ、月と一緒に365日と約6時間で太陽の周りを一周する。次には火星(マルス)、木星(ユピテル)、土星(サチュリニュス)、『ユラニュス』(天王星)があると説明している。1830年当時の西洋天文学の到達度がわかる(佐賀大学附属図書館報『ひかり野』31号、2007)・表紙解説(青木歳幸))。
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