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古今和歌集正義(明治後印・原装・書袋揃) ★ゆうパック着払い 【判型】大本9巻9冊。縦257粍。 【作者】香川景樹(香川式部)作。 【年代等】天保3年9月作(1巻「総論」)。天保6年秋刊(「春下」巻末尾。東塢塾(景樹の歌塾)蔵板。[京都]河南儀兵衛ほか売出)。嘉永2年秋刊(「冬」巻末尾。東塢塾蔵板。[京都]出雲寺文次郎ほか売出)。明治初年後印。[京都]出雲寺文次郎板。 【備考】分類「和歌・注釈」。『古今和歌集正義』は、23巻、注釈、香川景樹著、天保6年(1835)に総論と序注の3巻3冊刊行。没後の嘉永2年(1849)嗣子景恒により秋・上下、冬の3巻3冊刊行された。木版本としては6冊で刊行が中断されたが、自筆稿本は嗣子景恒のもとに保存され、それによって、明治28年の活字本刊行の運びとなった。景樹は『古今集』を理想としたから、その『古今集』研究は、彼の思想、歌論の形成と表裏して間断なく進められていたが、文化5年頃から具体的な執筆準備にとりかかり、文化7年に春までの注を終り、以後、天保14年没するまで、20余年にわたって、再三改稿、詰屈努力の結果、すべてが完成された。内容は、総論は和歌の本質論で、『古今集』序の敷衍である。注釈の基本は『古今余材抄』にはじまる近世的実証的作業である。特色は周到に資料を蒐集して、歌意を全体としてよく把握していることである。先人の注釈はよく批判的に利用している。本文は流布本を底本としながら、『古今和歌六帖』や私家集などを用いて的確な本文批評を試みている。これは先人の未だなし得なかったことである。ただ、仮名序の本文だけは特別なもので、その性質については、論議されている。本書は景樹の思想、歌学の源泉であり、結実でもある。後世への影響の大きな注釈書と言い得る(「日本古典文学大辞典」参照)。 ★原装・題簽付・書袋3枚揃・概ね美本(表紙一部小虫)。記名なし・蔵書印なし。【参考価格(出品時の相場):日本の古本屋で9冊揃が、17,~49,】。
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古今和歌集正義(明治後印・原装・書袋揃) ★ゆうパック着払い
【判型】大本9巻9冊。縦257粍。
【作者】香川景樹(香川式部)作。
【年代等】天保3年9月作(1巻「総論」)。天保6年秋刊(「春下」巻末尾。東塢塾(景樹の歌塾)蔵板。[京都]河南儀兵衛ほか売出)。嘉永2年秋刊(「冬」巻末尾。東塢塾蔵板。[京都]出雲寺文次郎ほか売出)。明治初年後印。[京都]出雲寺文次郎板。
【備考】分類「和歌・注釈」。『古今和歌集正義』は、23巻、注釈、香川景樹著、天保6年(1835)に総論と序注の3巻3冊刊行。没後の嘉永2年(1849)嗣子景恒により秋・上下、冬の3巻3冊刊行された。木版本としては6冊で刊行が中断されたが、自筆稿本は嗣子景恒のもとに保存され、それによって、明治28年の活字本刊行の運びとなった。景樹は『古今集』を理想としたから、その『古今集』研究は、彼の思想、歌論の形成と表裏して間断なく進められていたが、文化5年頃から具体的な執筆準備にとりかかり、文化7年に春までの注を終り、以後、天保14年没するまで、20余年にわたって、再三改稿、詰屈努力の結果、すべてが完成された。内容は、総論は和歌の本質論で、『古今集』序の敷衍である。注釈の基本は『古今余材抄』にはじまる近世的実証的作業である。特色は周到に資料を蒐集して、歌意を全体としてよく把握していることである。先人の注釈はよく批判的に利用している。本文は流布本を底本としながら、『古今和歌六帖』や私家集などを用いて的確な本文批評を試みている。これは先人の未だなし得なかったことである。ただ、仮名序の本文だけは特別なもので、その性質については、論議されている。本書は景樹の思想、歌学の源泉であり、結実でもある。後世への影響の大きな注釈書と言い得る(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付・書袋3枚揃・概ね美本(表紙一部小虫)。記名なし・蔵書印なし。【参考価格(出品時の相場):日本の古本屋で9冊揃が、17,~49,】。
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