Concept

マルセル・ブロイヤーの名作「チェスカチェア」

Cesca Chair（チェスカチェア）は、ハンガリー出身の巨匠、マルセル・ブロイヤーがデザインしたチェアです。バウハウス・デッサウで家具工房の主任を務めたマルセル・ブロイヤーは、「ワシリーチェア」や「チェスカチェア」など、自転車の構造からアイデアを得たスチールパイプの家具を生み出しました。それらはモダニズムデザインの代表作となり、多くのデザイナーに影響を与えました。

1928年にデザインされたチェスカチェアはマルセル・ブロイヤーの娘の名前Francesca（フランチェスカ）に因んで命名されました。流れるようなラインのスチールパイプと木と籐の背もたれ、座面のコントラストが珍しいモダンなデザインのチェアです。そんなデザイン性の中に椅子としての機能を高い次元で実現しているチェスカチェアは、完成度の高い椅子として世界各国で愛され続けています。

Detail

ふわりと浮いたような座り心地

後ろ脚のないカンティレバー構造と籐張りの背もたれと座面は適度な弾力があり、座った時にふわりと浮いたような座り心地を生み出します。屈強なスチールパイプが体の重さを支えて、細部のクオリティが美しさと快適な座り心地となって現れています。このスチールパイプを曲げるという斬新なデザインは、バウハウスにおいても工業デザインの代表作として称賛を浴びています。
※カンティレバー構造とは・・・日本語でいう「片持ち梁」。片側だけで支える構造のことをいいます。もとは建築物や橋などに使われていました。片側だけでうまくバランスをとり人が座っても安定感のある構造になっているのが特徴です。

背もたれ部分はわずかにカーブしており、背中に心地よくフィットします。このフィット感も快適な座り心地に影響を与えています。

座り心地の良い籐張りシート

籐（ラタン）は熱帯雨林地域に自生するヤシ科の植物で、生命力の強さから、通常の木材よりも丈夫で折れにくく、通気性がいい素材で自然の温かさを感じられる素材です。その籐を用いてかごめ編みの籐張りシートに加工し、背もたれ・座面に採用しました。籐張りシートは腰掛けるとわずかにしなり、スチールパイプの弾力と相まって快適な座り心地をもたらしてくれます。

当店オリジナルのメッシュシート

座面部分の籐張りシートにメッシュシートをプラスしたことで耐久性を高くしました。こちらのメッシュシートの採用は当店のオリジナルデザインとなっております。

バランスのとれたモダンデザイン

スチールパイプの無機質な素材と籐・木材の有機質な素材は正反対の性質と印象を持っていますが、フレーム部分に籐と相性のいいドイツ産のブナ材を採用したことでバランスがとれたモダンなデザインを実現しました。

細部までこだわりました

同デザインのリプロダクト商品ごとに異なる脚部ですが、当店ではスチールパイプのラインの美しさを損なわないよう、細かい部分までこだわり高級感のあるデザインを採用しました。

床キズ防止パーツ付きのためフローリングでも安心してお使いいただけます。

組み立て式でコンパクトにお届け

こちらは組み立て式の商品になります。組み立て式にすることでコンパクトにお届けすることができ、移動も楽にすることができます。

Scene

木製のダイニングテーブルとの相性は抜群です。

Color Variations

ナチュラル

ブラック

Size