世界中で広く愛され続けている傑作照明の1つ

FLOS（フロス）MOD. 265 モデル
ウォールランプ アーム可動式 カラー：3色

自由に可動する機能的なプロダクト

アームの重りで全体のバランスを取る構造

イタリア・ミラノの建築家でありデザイナーの
Paolo Rizzatto（パオロ・リザット）が、
1973年にデザインした「265（MOD.265）」は、
細身ながらも柔軟なフォルムで、
照明器具を構成するそれぞれのパーツが完璧なバランスを保っています。
発売以来、世界中で広く愛され続けている傑作照明の1つです。
ダイナミックなサイズのウォールランプで、
ヘッド部分のシェードもマルチアングルで回転し、
スイングアームの端に付いたアンカー（重り）で全体のバランスを取る構造で、
ブラケット（壁面に取り付ける三角形の枠）は160度可動し、
さらにアームも上下左右自由に高さを変えることが出来る機能的なプロダクトです。
長くて調節可能なスイングアームによって、
まるで重力に逆らっているかのような印象を与える軽やかなウォールランプです。

オリジナルに忠実な「クロマティカ」カラーとサイズ展開

パオロ・リザットは、1973年のオリジナルデザインにおいて、赤はヘッド、黄色はカウンターウェイト、青はコネクティングアームと言うように照明器具を構成する3つのパーツを原色で区別していました。しかし実際に生産される際は、「265」は、ブラックとホワイトの2色のみで生産されました。発表より約半世紀後の2021年に、リザットの最初のアイデアを反映させた「265 Chromatica(クロマティカ)」が新しいカラーに加わりました。オリジナルカラーを使用した「265 Chromatica」と「265 Small Chromatica（スモールクロマティカ）」は、照明器具を構成するエレメントの幾何学的形状を際立たせており、色は単なる装飾ではなく、照明器具の各パーツの機能を明確にする大切なデザインツールだということを実証しました。また、今回新たに汎用性が高く使い勝手の良い、152cmのコンパクトなスモールサイズの「265 Small」もラインナップに加わりました。

1941年ミラノ生まれ。1965年にミラノ工科大学建築学科を卒業。建築やデザインを主に扱うスタジオをミラノに構える。Artemideをはじめ、数々の企業でデザインを発表しており、1981、1989、1984年と3回のコンパッソ・ドーロ賞を受賞をはじめ、1990年にはパリでLamp d’Argent、1992年にはDesign Plus、1992年にはProduct Award Lighting Fairなど数多くの賞を受賞しています。

1962年、イタリアを代表する建築家でありデザイナーでもあるカスティリオーニ兄弟を中心に創設。照明器具のディフューザーとして「COCOON（コクーン）」という当時の新素材に着目しすばらしい拡散光を生み出すことに成功。以後フロスはイタリアのデザイン活動の一大拠点としてアキッレ・カスティリオーニをはじめ多くの著名デザイナーがその代表作を続出させました。発表された作品は世界のモダンインテリア照明の古典的存在にもなっています。またその後も世界のトップデザイナーを起用した作品を発表し続けています。