MAISON MARGIELA（メゾン・マルジェラ）

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MAISON MARGIELA（メゾン・マルジェラ）は、1988年にMartin Margiela（マルタン・マルジェラ 以下：マルジェラ）によってパリで創業されたラグジュアリーブランド。
創業当時は、Maison Martin Margiela（メゾン・マルタン・マルジェラ）というブランド名でした。創業者のマルジェラはベルギー生まれ。ファッション大学の名門、アントワープ王立芸術学院へ入学し、デザインの基礎を学びました。
1998年にはコム・デ・ギャルソン（COMME des GARCONS）とのコラボレーションを発表。
マルジェラのデザインは、当時ユニークなコレクションで一世を風靡していたコム・デ・ギャルソンのデザイナー川久保玲から大きな影響を受けており、実験的かつファッションの既成概念に一石を投じるようなデザインが多く見られます。
1997年から2003年にかけては、HERM?S（エルメス）のレディースプレタポルテのデザイナーも兼任しました。
顔を明かさず、メディア上で匿名を貫いたマルジェラブランドの成功とは裏腹に、デザイナーのマルジェラは表舞台へ一切現れなかったことで知られています。
メディアへのインタビューは全て書面を通して行われ、顔写真もほとんど公開せず匿名性を貫きました。
2009年には突然表舞台から姿を消し、すべてのデザインをラボのチームに任せていたマルジェラ。
最後の幕引きまでミステリアスなイメージを保ち続けました。そして、2014年には、デザイナーJOHN GALLIANO（ジョン・ガリアーノ ?以下：ガリアーノ?）がクリエイティブディレクターに就任しました。
これまで、古着の再生や未完成風のテーラリング”など、”反モード” の姿勢を貫いてきたMaison Martin Margiela（メゾン・マルタン・マルジェラ）は、2014年よりブランドネームをMAISON MARGIELA（メゾン・マルジェラ）へと変更し、ガリアーノのもと新たなスタートを切ります。
2017年メンズ春夏コレクションでは、仮縫いのようなステッチのアイテムが数多く登場。
マルジェラルピリットを引き継いだデザインは、“男性の正装” に対する新しい視点を投げかけました。
そして、これが新たなMAISON MARGIELAの魅力の一つになっています。
４隅を糸で留めた、カレンダータグの意味とは？
マルジェラのブランドタグは、24の数字が並んだコットンラベルの4隅を糸で留めただけの簡易的なもの。
簡単に取り外すことができ、ブランド名の記載もありません。
このようなタグが生まれた背景には、「ブランドネームではなく、服そのものから価値を感じて欲しい」というマルジェラの想いがありました。
マルジェラのあらゆるアイテムに使われているこのタグは、カレンダーのように見えることから『カレンダータグ』と呼ばれています。
○で囲われた数字は、そのアイテムが属するコレクションラインを表しています。
それぞれの数字の意味は以下の通り。
0 - 手仕事により、フォルムをつくり直した女性のための服
0 10 - 手仕事により、フォルムをつくり直した男性のための服
1 - 女性のためのコレクション（ラベルは無地で白）
3 - フレグランスのコレクション
4 - 女性のためのワードローブ
6 - レディースウェアライン
8 - アイウェアのコレクション
10 - 男性のためのコレクション
11 - 女性と男性のためのアクセサリーコレクション
12 - ファインジュエリーのコレクション
13 - オブジェと出版物
14 - 男性のためのワードローブ
22 - 女性と男性のためのシューズコレクション
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