MODEL DATA
Height : 172cm / Weight : 62kg
Size : 46

「トレンド再燃の旬アイテム、Vネックカーディガン」
体温調整やコーディネートの幅を広げるアイテムとして欠かせないカーディガン。ニットパーカーやモックネックの台頭で、一時影を潜めていたように思いますが、22秋冬から徐々に増え始め、今季はマストアイテムの位置まで戻ってきています。スラックスと合わせたキレイめコーデ、デニムなどのカジュアルパンツで合わせた抜け感コーデにも使える万能アイテムです。
「ほどよく肉厚なボディとほどよく強調した襟」
ボディは1インチ(2.54cm)間に12個の編み目があるほどく肉厚な12ゲージ。数字上12ゲージは、ぎりぎりハイゲージに分類されますが、感覚的には薄手のミドルゲージといった厚みです。裾・袖口以外にも襟・フロントにも2×2のリブを採用することで、アクセントが生まれデザイン性の高いカーディガンに仕上がっています。
「極細の原毛を使用した高級エクストラファインメリノ」
メリノとは、オーストラリアやニュージーランドの限られた地域で飼育されているメリノ種という羊の毛。中でもエクストラファインメリノは原毛が細く、保温性が高いのはもちろんのこと、吸放湿性も高いのが特長です。汗を素早く吸収・発散してくれるので、蒸れることが少なく防臭効果の期待もできます。チクチクする不快感もほとんどありません。
「アウターとしてなら普段よりもワンサイズ大きめがおすすめ」
着丈も短く、コンパクトなボディなので、普段と同じサイズだとややタイトに感じます。アウターとしては、ワンサイズアップ(普段46なら48サイズ)の方が、こなれ感のある”ちょいゆる”コーデになるのでおすすめです。インナー使いを中心にお考えの場合は、普段お召しのイタリアサイズと同じがよろしいと思います。
44=S 46=M 48=L 50=XL 52=3L が日本サイズでの目安となります。
【スタッフの着用感】
片山：172cm 62kg「46サイズ着用」
日本規格のスーツではA5(胸囲88-ウエスト78)、カジュアルではS～M、イタリアサイズのジャケットはラルディーニ 、タリアトーレ、チルコロ1901で44、シャツはフィナモレで38、ロベルトコリーナ、バフィーで44を主に着用しています。グランサッソも基本的に44ですが、こちらは46を選びました。胸回りは余りすぎることのないほどよいゆとりがあり、少しダブつく袖と相まって良い塩梅のこなれ感が出ます。ジャストサイズで着るテーラードジャケットのインナーとしてはかなり窮屈なので、ダウンジャケットやブルゾンタイプのアウターに適したサイズ感です。44でもピタッとするタイトさではありませんが、着丈が短めなので少しチンチクリンな印象でした。
“無限の色と高い品質を誇る小さな村の巨大メーカー”
グランサッソは、1952年にイタリア中部マルケ州の小さな村で4人の兄弟によって設立されたニット専業ブランド。3万6000平米という巨大な敷地に、製糸や染色もできる複合施設を持ち、糸の質と色にこだわっています。毎シーズン数多くのアイテムを発表し、特にそのカラーバリエーションの豊富さに驚きます。今でも国内外の他ブランドのOEMも請け負い高い信頼性と生産背景を確立しています。イタリアのニットブランドは、ザノーネ(ZANONE)、クルチアーニ(CRUCIANI)、スカリオーネ(SCAGLIONE)、ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)、ロベルトコリーナ(roberto collina)、マーロ(MALO)、マッシモ アルバ(MASSIMO ALBA)、フィリッポ デ ローレンティス(FILIPPO DE LAURENTIIS)、バフィー(BAFY)などもありますが、自社で一貫生産できることから高いコストパフォーマンスも魅力の一つです。ブランド名はイタリア随一の景勝地で「大きな石」という意味を持つグランサッソ山脈から。